音楽を題材にした「認知」「非認知ワークショップ」
~ロボットやコンピューターにできない仕事とは?~
英国オックスフォード大学のオズボーン准教授が4年前に発表した「ロボットやAIなどのコンピューター技術の発展により失われる職業・仕事」が話題になりました。
その発表によりますと、
調査した702の職種のうち、10-20年の間に47%の仕事が自動化される
とのこと。
すでに我々の生活を見回すと多くの職種がロボットやコンピューターに置き換わっています。
切符をきる駅員(少し古いですね)、タイムカードを集計する事務スタッフ、再配達の電話を受けるオペレーター、アパレル(GU)のレジ係、通訳、掃除、銀行の案内係、、、
将来的に人間の担う仕事や役割はどのようになるのでしょうか?
ロボットやコンピューターは芸術やデザインなどのクリエイティブな作業には向いていません。
逆に、単純な作業などをコンピューターなどに任せて、人間はより高次元でクリエイティブなことに集中できるようになり、より豊かな生活をするための仕事に携わることができるようになると言われています。
AI(人口知能)時代に問われる人間のクリエイティビティーを学ぶ
TFLで新たにスタートした5回の短期ゼミ「中脇理事ゼミ」ではこのAI時代に人間が担う「クリエイティブな仕事の本質を知る」ことを目的としてスタートしました。
TFLの理事である中脇さんは、音楽プロデューサーとして、中田ヤスタカ、Pufume、きゃりーぱみゅぱみゅなどのプロデュースなどを手掛けていらっしゃいます。また、東京大学原田研究室でAIに関する共同研究も行なっていらっしゃいます。
初回の授業では、音楽を通じて、多くの人に感動、共感を届けて、ヒットさせることを求められるプロデューサーの対場から「どのように感動を起こすか」を心理学の視点からもレクチャーいただきました。
「クリエイション」「テクノロジー」を定義する
「アート」「クリエイティブ」「デザイン」「ファッション」「テクノロジー」という言葉の定義からスタートです。
TFLでも日常的に使う単語ですが、受講生が答える意味はバラバラ。
「クリエイティブ」の意味は、すでに「ある」モノから意図的に新しいモノを創ること、と理解してください。
では「テクノロジー」とは?
もともとある「テクノロジー」の意味は、知識、情報の活用・実用化という意味です。つまり「テクノロジー(=知識)」を活用するために道具、機械やコンピューターが発達してきたのです。
夢を実現できないのは「夢を実現することが怖いから」
「東京ファッションテクノロジーラボ」という学校名はどのように定義されるのでしょうか?
ぜひ、考えてください。
顕在意識と潜在意識という言葉を知っていますか?
人が普段意識することのできない意識のことを潜在意識と言います。
普段意識できている顕在意識と潜在意識の1/100とも1/200とも言われています。
つまり、意識できていな意識(=情報)が頭の中にあるのです。
路上ライブで人気の出てきたバンドが、オーデションの場所で緊張して、結果を残せずメジャーデビューできなかったことがあったのですが、彼女たちは潜在意識の中で「メジャーデビューしたくなかったのです。」
顕在意識では「メジャーデビューしたい。」と思っていたのですが、潜在意識では「そこそこ人気もあるし、アルバイトしながらでも食えている。」という無意識が働きます。
わざわざ変化することへのリスクを無意識の中で意識しているのです(=現状維持プログラム)。
夢を実現するためには・・
夢を実現させるために必要なことは潜在意識から夢に向かう気持ちになること。
潜在意識から夢に向かい気持ちになるためには、やりたいことの情報をたくさん潜在意識の中に集めて、変化に対する無意識の恐怖を超えることです。
集める情報は言葉や映像です。
人は頭の中で「言葉⇄映像⇄感情」のように変化させて記憶・意識していきます。
そうです。
やりたい夢を強く思い浮かべ、なりたい自分に必要な情報を徹底的に集めて意識していくこと。
これが、夢を実現させる1つの方法なのです。