『スナックよね。』VOL.2開催 – 米原康正 × 高木完 によるTOKYOカルチャー熱すぎる’80s編-
~TOKYOカルチャーが激動を始めた’80s~
6/25(日)に毎月開催している、店主・米原康正氏による『スナックよね。』VOL.2がTFL原宿校にて開催されました!!
★『スナックよね。』とは・・・★
店主・米原康正氏が毎回ゲストを招き、その時代毎のカルチャーを紐解くTALK SHOWと スナックTIMEの2部構成!
流行発信地として、日本・東京カルチャーを更新し続けてきた原宿。しかしカルチャー性が抜け落ちてきた現在の原宿。
この街が持つ歴史と意味を、東京サブカルチャーを知り尽くす米原康正氏と、『どうしたらもう1度カルチャーを取り戻すことができるか?』のヒントを見つけていくことがスナックよね。のミッションです!
今回のテーマは『TOKYOカルチャーが激動を始めた’80編!!』。
1980年のゲストには、東京ブラボーのメンバーであり、スチャダラパーなどを世に送り出した高木完氏!!
テーマでもある1980年代頃よりお友達であったという店主・ヨネさんと高木完さん。一体どのような熱いお話が繰り広げられたのでしょうか?!
凄まじいアンダーグラウンドのエネルギー溢れる’80カルチャー
80年代には、日本でもYMOなどのニューウェーブが流行しました。
その側面では、局所的にパンクロックが流行っていたそう。
高木さん曰く、
『クイーンやツェッペリン、グラムロックであるボウイなどより、地続きな感じがあった』
と、カウンターカルチャー的なパンクロックを好んで聴いていたとのこと。
高木さんのファッションにも大きく影響を与えたそうです。
『女にモテるために東京といえばPUNK!ということでパンクファッションで上京したら、実際東京ではサーファーファッションが流行していた!』
というヨネ店長の笑い話な経験談も。
コアなパンクの世界を選んだ高木さんと、パンクからメジャーなサーファーファッションを選んだよねさん。
そんな対照的なお二人が、価値観に近い精神的な部分で繋がったのです。
今回は世の中で流行っていたものとはまた別の、アンダーグラウンドで流行っていたものはどんな世界であったか。音楽や雑誌と共にどんなファッションがあったのか、などなどディープで濃ゆい世界をお話ししてくださいました。
PUNKファッションでは、セックス・ピストルズの衣装やヴィヴィアンウエストウッドの前身ブランドであるセディショナリーズが人気に。
日本でも原宿竹下通りにあるお店でパチモノが売られるほど。
ちなみに完さんは現在でも何点もお持ちだそう(羨ましい・・・!!)
そんなストリートで人気のあったPUNKロックは、当時のストリートシーンで高木完さんと並びスターであった『ジョニオ 』こと、高橋盾によるアンダーカバーにも影響を与えています。
また、西麻布のトミーズハウスというバーからスタートし、その後新宿にあるツバキハウスで行われていた大貫憲章氏による『ロンドンナイト』でのお話や、財団法人じゃがたら、ザ・スターリンなど、アンダーグラウンドの、強くエネルギーが満ち溢れている当時の音楽シーン(もはや音楽シーンのみならず当時の若者のカルチャーシーンと言えそうです)について深く深く教えていただきました!
この、音楽やバンドの繋がりを知っていくと、ストリートカルチャーや人の繋がり、派生の仕方がわかっていきとても面白くなります。
当時の情報ツールである雑誌などの件でも、宝島・eggの前身『GALS LIFE』・ラストオージー・ワンダーランド・横山まさみちの漫画『やるきまんまん』のお話でも盛り上がる!!
当時の若者が求めていたモノに対して、メディア側も素直な時代だったのですね。
今回は男性目線によるストリートカルチャーでありましたが、前回の1970年代の、新しいことを開拓しようとするような溌剌としたパワーとはまた別の、泥臭くとてもふつふつと湧き上がる欲望に近いパワーがある年代だと感じました。
書いても、とても全部書ききれないほどの面白さ!!
あっという間の笑って好奇心を刺激された2時間が過ぎ、1部のTALK SHOWは終了。
なんて素晴らしくて若者らしくかっこいい時代だったのだろう、、、
今ではファッションや音楽において『カテゴリー』が細分化されていたり、興味のある事項をウェブで調べるというような短絡的な情報収集が多い中、このような『時代』の色や今まで続いている『文化の流れ』を知ることができ、受講生達にとっても好きなジャンルをもっと深く知るきっかけとなったことでしょう。
垣根を超えたスナックタイムで盛り上がり★
2部はお待ちかねのスナックタイム♪
交流会となっており、和気藹々としていただく時間です。
このスナックタイムでは、カラオケやファッション談義で大盛り上がり!!
10月から入学を決めた2期生も参加し、1期生とも親睦が図れた様子^^
最後に皆さんで記念写真をパシャり★
またぜひいらしてくださいね♪
次回の『スナックよね。』は今回とは対照的に、ガールズライフの側面から見た1980年代をテーマに、CUTIE世代やガールズファッションへの流れについてTALK SHOWを行う予定★
どなたがゲストに来てくださるのでしょうか?!
今から楽しみでなりません!!!
詳細が決定次第、またEVENTページにてお知らせいたしますので、お楽しみに♪♪