TFL的人間模様_vol,7
「波乱万丈の人生を35年間過ごしてきました。」
と笑って話す才女。
東京大学理科1類入学後、文学部に転部し英米文学専修課程卒業。
肩書きはIT通翻訳・ライター。
2016年からブロックチェーン専門の記事を書いてきた。
銀座で紹介制バーを経営したことも。
ファッションモデルのマネジメントも経験。
東大に入って気付かされた。
理数系では得点で優劣が明確に示されること。
常に正解を求められること。
コンプレックスに苛まれた。
「高校まで上位の成績であったのに東大では絶対勝てない人がいる。」
「鶏口牛後の反対をたどってしまった。」
様々な職業を経験し今は笑って言えるようになった。
「ファッションテックで創業したい。」
ライターとして世界のIT情報に触れ芽生えたプラン。
3Dプリンターでファッションデザイン、ファッション流通を変革させる。
TFL入学から4ヶ月経った日に法人登記。
まだビジネスプランは完成していない。
「逃げたくないから会社を登記します。」
3Dプリンターの一般的な普及はこれから。
もちろん洋服はまだプリントアウトできない。
使えるマテリアルはナイロン、アクリル、金属。
ファッション製品を3Dプリンターで出力する未来は必ず来る。
しかし、今ビジネスを始めることがベストなタイミングなのか?
誰にも答えられない。
ZOZOTOWN創立の頃も「日本ではECで洋服を売れない」と言われていた。
正解を求められ続けてきた才女が「正解のない未来にむけて出した回答」。
自身の回答が正解かどうは数年後に彼女が決める。