TFL的人間模様_vol,11 -パタンナー発!”ファッション3Dモデリングサービス”-
40才・ベテランパタンナーがつくる、アパレル3Dモデリングサービス。
20年の経験を持ったパタンナーが始めるビジネスが、F-techプレゼンテーション2019 最優秀の評価を受けた。
在校中に2件の契約、プレゼン後には大手アパレルからもアポイント。
ファッション業界におけるパタンナーの職域を拡張する「3DモデリングBtoBビジネス」。
パタンナーは洋服の設計図を2次元で描く技術職。
ファッション製品の美しさ、機能、着心地などや、工業製品としての製造効率、サイズを指示する超重要な職業。
アパレル3Dモデリングでできること。
パタンナーの待遇は国内ファッション製品の販売単価が下がるにつれて悪化してきた。
ファッション業界11職種の平均年収を並べると下から2番目。
販売、パタンナー、店長、デザイナー、生産管理と続く。
(クリーデンス「ファッション業界 職種別平均年収2017年版」より)
アパレル企業は「ものを生み出す人材」に投資できなくなってしまった。
しかし、企業ができないことを一人のパタンナーがやろうとしている。
たった一人でパタンナーという職業を守ろうとしている。
10年以上をかけないと習得できない技術と経験、そして矜持がある。
「このビジネスを始めることでパタンナーの地位向上を果たしたい。」
スクール受講と仕事、そして創業準備。
洋服は街の風景、環境、気候、風土、慣習、社会情勢などによって売れるデザインが違う。
ローカルトレンドがある。
今後も日本ローカルファッションを楽しみたい人のために、日本で生活するデザイナーやパタンナーは必要不可欠だ。
そして、日本のパタンナーには守るべき世界トップレベルの技術力がある。
スクールと仕事、事業準備の過酷すぎる状況で、プレゼン直後に体調不良で倒れ込んだ。
縁の下の力持ちと称されるパタンナー。
世界トップの技術力を持った日本のパタンナーを守るために。
40歳のパタンナーは縁の下から表舞台に躍り出る。