ファッションブランドを立ち上げ運営していくということ
-ADDICT TOKYO 代表兼デザイナーの小島真琴氏による特別授業-
大学と専門スクールのWスクールでファッションデザイナーの夢が実現できる!!
『デザイナーになりたい!』『ファッションブランドを立ち上げたい!』という受講生に向け、特別体験授業が開催されました。
今回のゲスト講師は、ADDICT TOKYO代表でありADDICT NOIR デザイナーである小島真琴氏。
<ABOUT/MAKOTO KOJIMA>
1984年 神奈川県生まれ。幼少からバイオリンを習い各国のオーケストラに参加しその感性を磨く。その中でもメキシコを訪れた時のファッションの色使や、アクセサリーの美しさに心うたれファッションに興味を持ち始める。
大学在学中、平行して専門学校にてデザイン・製作を学ぶ。
卒業後、アパレル会社勤務。
2013年にADDICT TOKYOを始動。
2014年 株式会社 ADDICT TOKYO設立。
2017年 大手卸し先契約や、百貨店でのポップアップを経て、IFF MAGICに出店、デザインを評価され18AW Who’s Next Tradeshow Parisへの出店が決定している。
『ブランドを絶対にもつ!』と昔から強い想いを心に秘めていたという小島氏。
大学を卒業してアパレル会社に勤務後、自身のブランドを立ち上げ、ADDICT TOKYOは今年でなんと4年目!!
これまでの実体験を元に、熱くそしてとても勢いのあるトークで『ブランドの立上げ方・そして継続していくには』についてレクチャーしていただきました!!
一体どんなお話が伺えたのでしょう★
やると決めたらやる!入念な準備が大事!!
小島さんはブランド立ち上げる前の1年間、入念な準備をしたそうです。
『むしろ、3年とか5年とか、働きながら色々なコネクションを作り、しっかり準備していいと思う!』
確かに洋服を作って売るためには、機屋さんに縫製工場やセレクトショップのバイヤーさんなどなど、素材から卸先まで様々なネットワークが必要となります。
しかし、実際どのようにしてコネクションを得るのか、受講生達はまだ具体的に想像がつかず悩んでいた部分でもありました。
小島さんが今まで獲得して来た方法は、とにかく『人間力』の活用でした。
愛嬌や切実さ、新人ということをあえて武器に、安く残反を譲ってもらうというような交渉や信頼ある友人などから紹介していただくなどなど。
紹介してもらった工場さんや職人さんとはずっとお付き合いを続け、信頼関係を構築していくとともに、工場さんの得意な『素材』『スタイル』などを見極めていく。
そして徐々に自分が発注できる工場の幅を広げてカテゴライズしていく。という流れです。
小島さんに教えていただき気づく部分がたくさん!!
受講生など参加者達は、『そういう流れで洋服は作っていくのか』と深く実感できた模様でした。
このようなお話の他に、
・現在のファッションの成り立ち方
・雑誌などメディアや消費者の購入方法の変化
・デザインと素材のバランス、素材にこだわりをもつ大切さ
・段階を経て変化する卸先
・販売する価格と原価
などなど、デザインとして無名であっても発揮できる一個人の持つチカラやブランド戦略について、丁寧に教えてくださいました。
授業終了後には、参加者から
『質問いいですか?』
と、小島さんへの質問ラッシュがスタート!
自分の“こうしたい”に対して質問をする受講生が多く見られました。
身近に、ちょっと先の未来について相談ができる先輩がいることってとても心強いですよね。
最後に、恒例のサインもいただきました♪
こんな具体的で深いお話が聞ける貴重な時間を作っていただき感謝です☆
小島さん、どうもありがとうございました!!