ファッションを身近に!!coromozaへの施設見学★

〜ファッション専門のコワーキングスペースを活用しよう〜

 

先日、グローバルブランドデビュー専攻とファッションデジタルデザイン専攻2クラスで、原宿にあるファッションのコワーキングスペース『coromoza』へ施設見学に行きました。

<Coromozaとは?(http://za.coromo.jp/)>

原宿、表参道にあるファッションのコワーキングスペースです。
誰でも自由にご利用頂けるオープンなスペースで制作活動が行え、洋服作成に必要な道具はご自由に使用することができます。
またクリエイターや服好きが集まり交流できるイベントや新しい発想が生まれるような勉強会も開催しています。

 

IT分野のコワーキングスペースは多いですが、ファッション分野でこのようなコワーキングスペースがあると、家に作業スペースのない学生やフリーでやり始めたデザイナーなどはとても助かりますね。
当初は学生を見込んでいたそうなのですが、実際はスタイリストやフリーで制作されている方、またダブルワークでブランドを作っている方など、玄人がよく利用しにいらっしゃるそう。

 

 

 

その理由として、基本の職業用ミシンやロックミシン、イラレやフォトショップなどのソフトウェアインストール済みのmacの他に、プロッターやレーザーカッター、 プリント各種(昇華転写プリンター/ダイレクトデジタルプリンター/Tシャツプリント)、刺繍ミシンなどなどなど!
普通に工場さんへ外注しなければ作れない内容ができる設備が整っているのです。
工場さんのツテを探すのがとても大変なのですが、coromozaではそれが省かれます!!

 

 

また、自分たちの手だけではどうしても限界のある生地つくりでしたが、ここではできる素晴らしさ。
完成度も上げることができるし、表現方法も広がりますね!!
なんて便利なのでしょう・・・!
このような制作を行える環境が『原宿』という場所にあるのも、魅力的。

 

 見学させていただいたのは平日の午後だったのですが、作業台が埋まるくらい作業に来ていらっしゃる方がいました。

 

実際に見てみよう!様々な機械や生地の特性を知る。

 

 

さて、受講生の皆さんにとっては初めての体験。
生地用のプリンターやその仕組みなど店長さんにレクチャーを受けます。
どのような生地が適しているのか、プリントの種類毎にできることできないことを教わりました。

 

 

 

昇華転写プリントは、この、アイロン台のような台から出る熱によって生地にプリントします。
デジタルプリントとの比較をしてみると、、、?

 

転写プリントの方が色も鮮やかでデザインも精密に反映されていました。
様々な生地・デザインのサンプルを見せてくださり、プリント手法や生地の特性の違いも知ることができ、より具体的なテキスタイル案を思い描くことができてきた様子。

 

この作業は、coromozaの方がいつも対応してくださるとのこと。安心!!

 

 

レーザーカッターは驚異の表現力!!
これはデータ化されたデザインをレーザーで形取ってくれるもの。

 

このようにレースのような細かな再現も可能。
生地はもちろん、アクリル板や木目版、ガラスなど色々な素材が使用できるので、『デザインアイデアの幅が広がる!』『どんな感じで使おうかな』などの声もキャッチ。

 

また、機械ではないのですが、貸出工具でヒートカッターも完備。
ほつれないでカットできるので、簡易的なネームプリントなども作れそうです。

 

こういうできることが広がる瞬間はやっぱり楽しいですね♪

 

見学を終えて、皆さん自分の想像していたものと現実が一致した模様で、
『俺は刺繍!』
『転写じゃなくてTシャツプリントかな』
どうやって生地を作ろうか、今後の指針がたったようでした^^

 

さて、次回はこれを踏まえて民族衣装からアイデアを得たアイテムを企画していきます!
個性の強い民族衣装のテキスタイル。どのようなアイテムが生まれるのでしょうか?
乞うご期待です!

 

coromozaの皆さま、どうもありがとうございました!!