ファッションテックブログvol.3 – eコマースでの成功事例について –
~SNSの運用次第でサクセスストーリーも夢ではない!~
ますます取引が増えていくECでのファッション販売。
すでに国内ではアパレル販売の10%以上がECサイトを通じた販売です。ここ数年は前年比10%以上の成長が続き、まだまだECでの販売額は伸びていくと言われています。
しかし、ZOZOZTOWNのようなECモールや大手アパレルブランドの直営ECサイトが乱立する中、個人でECサイトを立ち上げて、成功を納める方法があるのでしょうか?
今回は、TFLのバイヤー&eコマーススタートアップコースの授業で紹介された成功事例を2つ紹介したいと思います。
■主婦が8,000万円を売り上げる!
①「マイクローゼット」(繊研新聞2016/05/18発売号より)
「マイクローゼット」というECサイトを立ち上げたのは30代の主婦。
9年前に軍資金3万円(!)で始めていまは8,000万円の売上までに成長したそうです。
成功のポイントは2つ。
まず1つ目のポイントは、ターゲットを絞り込んだこと。
「子供が幼稚園に通い始め、自分のオシャレにも関心が向けられるママ層」
全て1万円未満の商品で揃え、原価率は50%で少し高め。
2つ目のポイントは、インスタグラムを活用したこと。
販売1ヶ月前からインスタで商品をアピールしギリギリまで反応を見ながら販売価格を決めたりしたこと。
■(海外事例)広告に頼らず、8年で売上100億円のECサイトへ成長
②「Nasty Gal!」
学校をドロップアウトした落ちこぼれガールが22歳(2006年)の時に立ち上げたファッションEC。
スタート時は小遣い稼ぎのつもりでマーケットプレイス「eBay」の中で、ヴィンテージファッションのSHOPを開設。
それが大ヒットして、当人も驚くスピードで急成長。立ち上げから8年後には、自前のECサイトで売上100億円以上、従業員数350人以上の巨大ファッションECへと急成長しました。
成功のポイントは、SNSの活用。
広告にお金をかけずに、インスタグラム、タンブラー、フェイスブック、ユーチューブ、ピンタレスト、ツイッター ありとあらゆるSNSを駆使して1日に2回程度の発信で成功を引き寄せました。
TFLの「バイヤー&eコマーススタートアップコース」では、1年間の在籍中にショッピングサイトを構築して、集客、PRを実践して、実際に商品を販売するまでを実践で経験します。
合わせて、ECサイト運用のコンサルティング会社の代表からの運用指導。
SNSコンサルティングのディレクターからのSNS活用の実践授業。
前述の2事例のようにサクセスストーリーを描くことを授業の中で目指します。
先日、入学を決めたSE(=システムエンジニア)の女性は、手作りアクセサリーをハンドメード・サイト「minne(ミンネ)」でなんと月に20万円を売り上げるそう!
このようなファッションビジネスのサイドビジネスで、充実した日々を送る人がますます増えてくることでしょう。