パッチデバイスを使用したウェアラブルデバイスのアイデアを考える!
-バイヤー&eコマーススタートアップコース 10月生の産学共同プロジェクト-
今回どの様な産学協同プロジェクトかと言いますと、
Panasonic様の『WEARABLE MAKER PATCH』というパッチデバイスを使用した、ウェアラブルデバイスへのアイディア提案です。
WEARABLE MAKER PATCHとは??
WEARABLE MAKER PATCHは、 「ストレッチャブル回路」に電子部品を実装した、しなやかなパッチデバイスです。 縫い付けるだけで簡単にウェアラブルデバイスの機能を付加でき、衣服や布製品をウェアラブルデバイスへ進化させることが可能です。搭載する電子部品の組み合わせによって、多様な機能を実現します。
特徴としては
・局面でも貼り付け可能!
・水に強い全面防水加工!
・多様な電子部品が搭載可能!
・伸縮可能な回路!
・印刷配線なので自由設計可能!
・フィルムは透明、カラー化可能!
・伸ばしても元に戻る伸縮性!
というものがあります^^
では、実際にどうやって使うのか?具体的な使用例としては、
Bluetooth Low Energy→スマホと連携・対象物と距離が離れたことを通知
脈拍→脈拍をセンシング
温度→温度を計測
紫外線→紫外線を計測
水分→水分で湿っていることを検知
LED→情報をLEDで通知
加速度→動きを計測
タッチ→タッチしたことを検知
ブザー→情報オンで通知
などがあります。
搭載する電子部品の組み合わせによって多様な機能を実現できるのです!!
https://industrial.panasonic.com/jp/electronic-materials/products/wearable-maker-patch
(参照)
そしてこの授業をご担当して頂くのはこの方!!
北澤順子氏 Dia-Log Japan 株式会社代表取締役
スペイン戦略デザインファームMormedi 社日本ディレクター。デザインコンサルタント。企業の新製品・新事業アイデア創出、ブランディング、サービスデザインプロジェクトに携わる。
どの様な戦略を立てていくかをデザインする、戦略デザインコンサルタントなのです!
(デザイン戦略とは・・・簡単にいうと、デザインをどのようにビジネスに活用していくかを計画するいうことです)
デザイン思考とは。
アイディア出しに入る前に、まずは北澤講師の講義からスタートです。
<デザインへの期待>
デザインへの期待は、 ”色や形に見えるもののデザイン”から、社会・ビジネス・サービスなどにおいて“すべてを包括的にとらえ、全体をあるべき姿に整える”ことへと変化しています。
そこで、アートとデザインの違いも解説されました。
アート→問題提起
デザイン→問題解決
そうなのです。デザインには客観性が求められるのです。
そして、デザイナーの役割やデザイン思考の概要の説明がわかりやすくレクチャーされました。
<デザイナーの役割>
”色や形を生み出す人”から多くの事柄を俯瞰しつつ、細部にも目を向け、“全体を設計(デザイン)し、可視化”する。
<デザイン思考とは>
DESIGN THINKING=デザイナーがデザインを行う過程で用いる特有の認知的活動を指す言葉であり、さまざまな社会生産活動に応用されている。
・HUMAN-CENTERED-DESIGN(人間中心デザイン)=デザイン思考の元になっている考え方
それでは、実際にデザイン思考ではどんな視点が必要なのでしょうか?
それは以下の3点でした。
●3つのマインドセット●
①ユーザー視点で見る
ーーー昔(物が無い時代)は、提供側の都合で考えていた。(ものが溢れている)今は、ユーザーが真に求めていることを知ることが重要。(作る側の都合ではない)
②思い込みに囚われない
ーーー素直に相手の気持ちになる
③作りながら考える
ーーー未完成でもなんでも作りながら考えていく
このマインドセットを軸に、5つのステップ繰り返していくのです。
●デザイン思考の5つのステップ●
・共感ーーー使う人の生活を良く知る
・問題定義ーーー何を解決するのか
・創造
・プロトタイプ
・テスト
→→→これを繰り返していく。
<サービスをデザインするとは?>
一体どういうことか?
携帯の変化を例に教えていただきました。
(例)
ガラケー→見た目・デザイン重視。
↓
スマホ→中身のサービスを必要としている
上記のことから、以下のようなことがわかりました。
*物を買う時代からサービスを買う時代に
*サービス ドミナント ロジック
*サービス デザイン
アイデア出しスタート!
さて、デザインする・デザイン思考の概要をわかりやすく学んだとことで、実際に《ウェアラブルメーカーパッチ》を使用したアイディアを出しのスタートです!
実際に手に取って、どのようなものかを確認します。
この段階から「こんなのどうかな?」「これにも使えそう!」など様々なアイディアが飛び交います。
まずは思いついたアイディアを付箋に書き出していきます。
今回のアイディア出しをする時に重要なことは
・”何の為にどうする”や、”何をしたいから何々をする”など第三者から見てもわかるように書くこと
・周りの人と話しながらアイディアを出していくこと
・他の人の意見にダメ出しをしないこと
・思いついたことは全て書き出していくこと
・実際にできるかどうかはこの段階では考えないこと
があります。
思いついたことを楽しそうに話しています^^
人に話すことで自分も周りの人も、『そんな考え方もあるんだ~!!』と更にアイディアが広がっていきます。
アイディアが出たところで、皆さんから出たアイディアの発表とともに、そのアイディアを同じ分野ごとに分けてわかりやすくします。
本日はアイディア出しまで!次回のレポートもお楽しみに!!