アマナデジタルイメージングと東京ファッションテクノロジーラボが「ファッション3Dモデリスト」人材活用で協業を開始 -人材ニーズ高まるファッション業界の新職種 –
人材ニーズ高まるファッション業界の新職種「ファッション3Dモデリスト」の人材活用を開始。
ファッションテック専門スクール「東京ファッションテクノロジーラボ(略称:TFL)」(代表 市川雄司 所在地:東京都渋谷区神宮前)は、「ファッション3Dモデリストコース」の人材活用で株式会社アマナデジタルイメージング(代表取締役社長 佐伯 泰寛 所在地:東京都品川区東品川)と、ファッション企業に導入が進むファッション3Dモデリングソフト「CLO(クロ)」を扱える人材活用をすることを目的に2019年6月3日より協業を開始しました。
ファッション3Dモデリングの活用は、
・デザイン決定までのロス軽減(サンプル製作の時間短縮、デザイン修正の業務軽減、過剰なサンプル点数の軽減など)
・広告宣伝や販売への活用(CGでの広告製作やECサイトへの掲載、さらにはマスカスタマイゼイションへの活用など)
へ広がりを見せています。
精巧なデジタルデータ活用は、ファッション産業構造をよりサステナブルなものへと変革すると同時に、ファッション製造に関わるパタンナーのキャリアアップ、新たな雇用の創造とファッションクリエイターの地位向上を促進するものになります。
■協業の目的
TFLの「ファッション3Dモデリストコース」を修了した人材へアマナデジタルイメージングが業務依頼を行う。
ファッション3Dモデリストが製作した3DCGのクオリティーをさらにアマナデジタルイメージングで高めることで広告やECでの活用も可能になり、アパレルや商社でのサンプル経費軽減や広告、販売までの製作時間の短縮を進めることが実現できます。
CLOは2DのCADパターンデータから精緻な3DCGを製作するためパタンナーが技術習得することが最も効率的でTFLでもすでに多くのパタンナーが技術習得をしています。
この協業により、ファッション業界の職種の中でも給与水準の低いと言われているパタンナーに新たな業務を生み出すことに繋がり、地位向上と給与向上に寄与できます。
■ファッション3Dモデリストとは
デジタルデータの2DCADの型紙(パターン)を使って3DCGのファッションアイテムを制作するファッション業界における新しいクリエイター。型紙の理解と縫製仕様の知識が必要なためデザイナーやパタンナーが習得することがもっとも効率的です。
■使用する3Dソフト「CLO(クロ)」の紹介
CLOは韓国企業(社名もCLO)が開発したファッション専用の3Dモデルソフト。
日本販売代理店をパターンCADソフトを開発・販売する株式会社ユカアンドアルファ(代表 保利 淳 所在地:東京都渋谷区恵比寿南)が行なう。
2DパターンCADデータを活用して、縫製仕様、素材物性データ、サイズなどを指示することで、本物と見分けができない3Dモデルが作成できます。
重力や素材特性に合わせた表現や体にかかる抵抗、ユルミ分量を透し画で見ることができ、従来、パタンナーやデザイナーの経験だけに頼ってきた「着心地」を可視化し、より着心地の良い製品制作が可能になります。
リアルな3Dデータは量産決定までのサンプル制作費を削減するとともに、EC上での商品ビジュアルとしての活用やアバターを使ったフィッティングやスタイリング提案などにも活用ができ、ファッション産業のマスカスタマイゼーション化に寄与できます。
■株式会社TFL
ファッション業界変革を加速できる人材育成を目的に2017年4月開講したファッションテック専門スクール。
卒業した1期生にはクラウドファンディングでブランドスタートする卒業生を始め7名のブランド創業者や新しいファッションテック企業3社創業など新しいファッションビジネス創出や異業種からの転職実績多数。
校舎 :東京都渋谷区神宮前3丁目27-22-203
■株式会社アマナデジタルイメージング
アマナグループの最新のデジタル技術に特化したクリエイター集団。
商品の魅力を最大限に伝える効果的な表現手法をご提案し、効率的かつ優れたクオリティで、ビジュアルコミュニケーションのニーズに応えます。
所在地:東京都品川区東品川2-2-43