利益を出す商品展開を身につける!年間MDマップ制作授業レポ
~1年間でデザイナーを目指す、授業の秘訣~
今回は土曜日に開講している、デザイナー/ブランド立上げノウハウを学ぶ<ブランドディレクターコース>に密着!
「ファッションデザイン」において重要な構成要素の1つである「テキスタイル」の授業を紹介します。
テキスタイルはデザインの構成要素であると共に、製造過程においては納期や原価、そして利益を決める非常に重要な要素です。
TFLではテキスタイルの知識や製造方法を「覚える」授業ではなく、まさに、現場のデザイナーが日々行なっている「作業」が授業になっています。
講師を務めるのは、三宅デザイン事務所・イッセイミヤケで長くプロダクトマネジメントに携わってこられた株式会社TOKI 代表 水内講師。
アパレル製品の製造過程におけるQCDIB バランス
(Quality= 品質/ Cost= 原価/ Delivery= 納期/ Image= 印象/ Budget= 予算)
を視覚的、感覚的にマネジメントする『PA-MAP』
(Priority/ Adjustment/ Material/ Assort/ Planningboard = 優先順位/調整/素材、人材、道具/分類、品揃え/計画盤)
を使って、受講生のオリジナルブランドの年間MDを初回授業から制作していきます。
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「私の授業はティーチングではないので教えません。コーチングしていく授業です。
コレクションブランドのデザイナーとの打ち合わせを想定して、皆さんにデザイナーとしてやっていただきたいことを指示しますので、わからない点がありましたら、都度質問してください。」
ファッション経験のない受講生が、初回授業からデザイナーとMDとしての企画力とディレクション力を求められます。
経験ないのに大丈夫かな・・・??
実際にデザイナーが使うテキスタイル商社の素材スワッチを使って、
・シーズンMD(売れ筋と見せ筋)
・デザイン
・原価設定
をグループで決めていきます。
初めての企画でも大丈夫です。皆さんには、普段から大好きな洋服に触れている経験があります。
スワッチに書かれている組成、生地名、物性試験データ、、、
不明な言葉は検索して知識として頭に入れていきます。
まさに、必要だからこそ身につけていく知識です。
品質、素材名、物性データなどの数値、要尺、製造工賃、製造原価、定番などの知識に加えて、デザイナーとして必要な素材から受けるインスピレーション、素材の触感とデザインやMDとの関係性、年間MD、納期そして利益の出し方まで一気に体験しながら身につけていきます。
要所要所では、水内先生が作業を止めさせてポイントの説明に入ります。
「利益を出さないとブランドは潰れます。
どの商品デザインで利益を出していくのか?同じシーズンに展開するデザイン同士をコーディネートできるか?トレンドにあっているのか?
そんな視点で、視覚的に係数的に確認していきます。」
ボードに貼られたカードはスキャンされてビジュアルデータ化され、それぞれの原価や納期、取引先などのデータを管理するエクセルと連動したアプリに取り込まれ、WEB上で管理運営されることが可能になります。
まさにファッションテック !
素材・納期・コスト・商品展開などのブランドビジネスを俯瞰できる『PA-MAP』を経験することで、独立も可能になります。
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