TFL「Imagine Fashion」初回ゼミレポート
〜ファッションとテクノロジーが融合する新しい領域における『人と自然と技術とのかかわり』を探求〜
10月生を迎え、新しい授業がスタートしました。
今回は新しくスタートしたゼミを紹介します。
今回のゼミは「Imagine Fashion」と称し、世界で活躍する凄いゲスト4名がメンターとしての講師です。
・福原志保講師 アーティスト。Google ATAPとリーバイスによる「Project Jacquard」に参加している。
・田崎佑樹講師 WOWコンセプター/クリエイティブディレクター・建築とアート&サイエンスプロジェクトを中心に活動している。
・ジョゼッペ・デ・フランチェスコ講師 フォトグラファ。ミラノに拠点を置き世界で活躍している。
・川崎和也講師 デザインリサーチャースペキュラティヴ・ファッションデザイナー。バイオテクノロジーやウェララブルテクノロジーに依拠した未来志向・思考的な創造性を研究している。
1月末まで続くゼミで研究するテーマは「境界線」を超えることと設定しています。
ファッションとテクノロジーが融合する新しい領域における「人と自然と技術とのかかわり」を探求していきます。
「ウェアラブルテクノロジーとファッション」「 3Dプリンタをはじめとしたデジタルファブリケーション、マスカスタマイ ゼーションの新たな動き」「バイオやナノテクノロジーによる新素材の開発」「建築やデザインの領域で用いられているビジュアライゼーション手法の応用」「身体と建物」「身体と社会のあいだとファッションについて考察」「建築とファッションの関係性」
テクノロジーの発展で上記のような領域が融合・越境し始めています。1月末まで続くゼミでは、新しい技術がファション領域と融合して日常生活にいかに活用されるかを考察できるチカラを身につけます。
問題を提起するデザインやファッションを考えていきます
初回のレクチャーは福原さんが担当。
参加者の経歴やTFLへの入学目的を聞いた福原さんから
「先生や教授の良し悪しではなく、どういう人と授業を受けて影響し合うかが超重要!受講生同士の多様性が最重要。そういった意味では、最高の多様性のあるメンバーですね!」
今回のゼミの根底には「スペキュラティブ・デザイン(speculative design)」の考えが流れています。問題解決型のデザインではなく、問題を提起するデザインやファッションを考えていきます。
従来の常識や慣習、哲学、宗教感、人のあり方がテクノロジーやAIの台頭で改めざるを得ない時代になってきます。そのような未来に向けた新しい問題提議をしようとするゼミなのです
福原さんが今まで取り組んできたバイオアートやウェアラブルテクノロジーのプロジェクトについて紹介されました。
世界的に活躍する超豪華クリエイターをメンターに、TFLの多様な経歴を持った受講生との境界線を超えたところに何が生まれるか?
今後の進捗も随時紹介します。
お楽しみに。